かつては“氷上の親友”として多くのファンに愛された浅田真央さんと村上佳菜子さん。そんな2人の関係に、思わぬ“亀裂”が生じたとの報道が飛び出しました。舞台は、浅田さんが座長を務めたアイスショー「BEYOND」。その裏で何が起き、村上さんがなぜ降板することになったのか――週刊文春のスクープをもとに、衝撃の舞台裏に迫ります。
浅田真央が村上佳菜子を“降板指名”！？
話題の「BEYOND」アイスショーとは？
「BEYOND（ビヨンド）」は、2022年にスタートした浅田真央さんプロデュースのアイスショー。現役引退後もフィギュアスケートの魅力を届けたいという浅田さんの想いから立ち上げられ、全国ツアー形式で公演されてきました。
演出・構成・キャスティングなど、すべてに浅田さんの強いこだわりが込められたこのショーには、多くのプロスケーターが参加。村上佳菜子さんも初期メンバーとして名を連ねており、「真央ちゃんとの共演」に期待が高まっていました。
週刊文春が報じた“降板の真相”
2025年6月、週刊文春が報じたスクープは多くのファンに衝撃を与えました。
練習中断とキャスト外しの時系列
報道によると、2022年春の練習期間中、出演者の一部が運営への不満（報酬や宿泊手配の不備など）を村上さんを通じて浅田さんに伝えたとのこと。それをきっかけに、浅田さんは練習を一時中断。
その後、村上佳菜子さんと無良崇人さんがショーから外れる形となり、出演を見合わせることに。事実上の“降板”でした。
信頼関係崩壊と音声証拠
文春が入手した音声には、浅田さんが「私は深く傷つきました」と語る場面も収録されており、内部で何らかの信頼関係が壊れていたことは明らかです。両者の事務所も「信頼関係が崩れた」ことを認めており、単なる“スケジュールの都合”ではなかったことが裏付けられています。
関係者の証言と当事者コメントのまとめ
関係者によると、村上さんは「とてもショックを受けていた」とのこと。一方、浅田さんからは明確な直接コメントはないものの、6月の記者会見でアカデミー設立を発表した際、今回の件には一切触れなかった点からも、決して軽い出来事ではなかったことがうかがえます。
なぜ“親友関係”が崩れたのか？
報酬・運営への不満が引き金に？
村上佳菜子さんがショーから外された背景には、運営面に対する不満があったとされています。出演スケーターたちの間で、報酬体系や宿泊手配の不備、練習スケジュールのハードさなどが話題になり、それを村上さんが“代表して”浅田真央さんに伝えたとされます。
ただし、浅田さんにとってそれは“個人的な批判”と受け取られた可能性も高く、「直接言ってくるなんて…」という心理的な距離が一気に開いたと言われています。
フィギュア界の“縦社会”と構造問題
この件には、フィギュアスケート界に根強く残る“縦社会”の文化も影を落としているかもしれません。年功序列や上下関係が強い世界では、若手や後輩が運営批判を直接伝えること自体が“タブー”視されることも。
村上さんは同世代であるがゆえに、気軽に意見を述べたのかもしれませんが、座長という立場にいた浅田さんにとっては“裏切り”にも感じられた可能性があります。
村上佳菜子のショックと現在の動向
報道後、村上さんは表立ってコメントを出していませんが、関係者によれば「非常にショックを受けていた」とのこと。テレビやバラエティ番組など、今も明るく活動する姿は見られるものの、フィギュア関連のイベント出演はやや控えめになっている印象もあります。
「BEYOND」の再演や浅田アカデミーとの関わりも現時点では予定されておらず、2人の関係修復には時間がかかりそうです。
ネット上の反応とファンの本音
「衝撃すぎる」X（旧Twitter）の声
この報道が出た直後、X（旧Twitter）には多くのファンから驚きの声が相次ぎました。
「真央ちゃんと佳菜子ちゃんって仲良しじゃなかったの？」
「アイスショーの裏側、こんなことになってたなんて…」
「BEYOND見に行ったけど、そんな緊張感があったとは思わなかった！」
といった投稿が拡散され、数千件のリポストや“いいね”がつくなど、大きな注目を集めています。
「真央ちゃんは悪くない？」擁護と葛藤
中には浅田真央さんを擁護する声も多く、
「座長として責任を背負っていたからこそ、厳しい判断だったのでは」
「真央ちゃんの性格的に、ああいう対応しかできなかったのかも」
といった“同情混じり”の意見も見受けられました。一方で、村上さんを支持する人々からは、
「村上さんは他のメンバーのために伝えたんでしょ？」
「思いやりが裏目に出たなんて、切なすぎる」
と、両者の立場に寄り添う投稿も目立ちました。
フィギュアファンが望む“理想の結末”
ネット上でもっとも多かったのは「仲直りしてほしい」という声です。
- 「2人とも好きだから、また笑顔で共演してほしい」
- 「それぞれの立場で頑張ってきたんだから、歩み寄ってくれる日を待ってます」
浅田さんと村上さんの“親友関係”に憧れていた人々にとって、この報道はあまりにショッキング。しかしだからこそ、再び手を取り合う日が来ることを、誰もが願ってやまないのです。
アカデミー設立と今後の展開
浅田真央の新たな挑戦とコーチ転身
2025年6月、浅田真央さんは記者会見を開き、自身のスケートアカデミーを設立することを発表しました。プロスケーターとして第一線を走り続けた彼女が、次は“育成”のステージへと進む決断に、多くの人が拍手を送りました。
「次世代のスケーターを育てたい」という想いが強く、地方の子どもたちが夢を描ける環境づくりにも力を入れていくとのこと。アイスショーとはまた違った形で、彼女のスケート人生は続いていきます。
村上佳菜子との関係修復の可能性は？
現時点で、浅田さんと村上さんが再び共演する予定は発表されていません。また、アカデミーにも村上さんの関与は見られず、関係の“冷却期間”が続いているようです。
ただし、長年苦楽を共にしてきた2人です。周囲からの圧力やメディアの憶測が落ち着いた後、何らかの形で再会や対話が実現する可能性はゼロではないでしょう。
フィギュア界に必要な“対話”とは？
今回の件は、フィギュアスケート界が抱える構造的な問題――運営体制や意思疎通、キャストとの信頼関係など――を浮き彫りにしました。
“氷上”での美しさの裏には、地道な準備と繊細な人間関係があることを、改めて多くのファンが実感したはずです。
これからのフィギュア界がより風通しの良い、対話のある現場へと変わっていけるか――浅田真央さんの新たな挑戦とともに、その歩みも注目されます。
