「えっ、千明に何が起こったの!?」――
2025年5月12日放送の月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』第5話では、これまで穏やかに流れていた物語に大きな波紋が広がります。脚本会議に奮闘する千明、複雑な胸の内を明かすえりな、そしてそれぞれの想いが交錯する中、深夜の“非常事態”が発生。和平が一目散に駆けつけるその姿に、視聴者からは「まさかの展開」「泣けた…」と感情の嵐が巻き起こりました。
この第5話は、シリーズならではの“何気ない日常の中にある深いドラマ”が存分に詰まった回でもあります。今回の記事では、放送内容のあらすじをはじめ、注目ポイントや伏線、そしてSNS上の反応まで徹底的に深掘りしてお届けします!
第5話のあらすじと注目ポイントを総まとめ
千明に起こる“非常事態”とは?
千明に何が起きたのか?──
第5話の後半、千明は仕事の疲れとストレス、さらには周囲との関係に悩み、感情の糸がぷつりと切れてしまいます。家に帰った千明は、怒りを吐き出しながらひとり酒をあおり、酔いつぶれてしまいます。ところがその夜、静かな鎌倉の住宅街に突然「ピィィィィン!」と防犯ベルの音が鳴り響くのです。
和平はその異変を聞きつけるやいなや、夜の街を駆け抜けて千明の元へ!
「千明に何かあったんじゃないか」――心配そうな彼の表情は、ただの“友人”以上の想いをにじませています。このシーン、視聴者の中には「和平が走る姿に泣いた」「この2人の関係性ってやっぱり特別」といった感想も。
この“非常事態”は、単なる事件ではありません。
むしろ、長年心を通わせてきた二人の間にある信頼と不器用な優しさが、静かに描かれた名場面なのです。
えりなの本音と父・和平の想い
えりながついに、本音を語ります――。
第5話では、父・和平との関係にどこか距離を感じていた娘・えりなが、自らの口で「ずっと言えなかった気持ち」を打ち明ける感動的な場面が描かれます。舞台はカフェ・ナガクラ。そこでえりなは、優斗との会話をきっかけに、自分がどれほど父に影響されてきたか、そしてその裏にある複雑な感情を素直に語ります。
えりなを“ファザコン”とからかうように言った優斗の言葉が、実は彼女の心を揺らしたのです。
「自分って、父に認められたいと思ってたんだ…」と気づいたえりなは、少しずつ大人の階段を登り始めます。
それを聞いた和平は、夜空を見上げながら、亡き妻に向けてつぶやきます――
「君にそっくりだ」。
この言葉にすべてが詰まっています。愛しさ、寂しさ、そして父としての誇り。言葉数は少ないながらも、和平の深い感情がにじみ出る名シーンでした。
千明の新たな挑戦と万理子の覚悟
千明と万理子、2人の女性の“前向きな決断”が描かれたのも第5話の見どころです。
千明は現在、ドラマ「され妻同盟」のプロデューサーを務めていますが、その制作が行き詰まりつつありました。制作陣の士気も下がり気味で、現場には重い空気が流れています。そんな中、千明が目をつけたのが「月9企画」。かつての名物枠である月9を復活させるべく、千明は新たな挑戦を決意するのです。
一方で、脚本家の万理子もまた大きな岐路に立たされています。
プレッシャーから逃げ出しそうになっていた彼女ですが、千明の言葉と姿勢に心を動かされ、「私、成長してみようと思います」と自らの殻を破ろうとします。このセリフは、万理子の内面の変化を象徴する一言でした。
このパートでは、「女性が仕事において葛藤しながらも自分の道を切り開いていく姿」がリアルに描かれ、多くの視聴者の共感を集めています。
「何歳になっても、挑戦していいんだよ」――そんな静かなエールが込められた場面でした。
視聴者の反響と今後の展開予想
SNSで注目されたセリフとシーン
第5話放送後、SNSでは感情を揺さぶられた視聴者たちの投稿が相次ぎました。
特に多くの注目を集めたのが、和平が千明の家に“走って向かう”シーン。「一目散に駆けつける姿が胸に刺さった」「あんなふうに心配されたい」と、共感や憧れの声が続々と上がりました。
また、えりなの本音告白や、和平の「君にそっくりだ」というつぶやきにも、「涙が止まらなかった」「あの一言にすべてが詰まってる」と、心を動かされた人が多数。
一方で、千明が泥酔し帰宅する場面も大きな話題に。
「やっぱり千明、無理してるよね」「ああいう“強がる大人”のリアルさがこのドラマの魅力」といった声もあり、多くの人が千明の“揺れる心”に共鳴しています。
このように、作品の細やかな心理描写が視聴者の心に深く届いており、第5話はシリーズ屈指の“感情に訴える回”といえるでしょう。
登場人物の関係性に見る今後の伏線
物語が進むにつれて、登場人物同士の関係性にも“意味深な変化”が見えてきました。
特に注目されているのが、成瀬医師(演:三浦友和)と千明との関係性です。第5話では成瀬が「亡き妻にそっくりな患者に出会った」と語る場面があり、それが千明を指しているのでは?という視聴者の考察が飛び交っています。過去と現在が重なり始める予感が、この一言に凝縮されていました。
また、和平が偶然再会した早田律子(石田ひかり)との会話も印象的でした。
律子は亡き夫の話をしながらも、どこかで和平に特別な感情を抱いているようにも感じられ、これが物語後半の“波乱の種”となる可能性も示唆されています。
さらに、えりなと優斗の関係も気になるところです。
一見ぶっきらぼうな青年・優斗ですが、えりなに対する言動にはどこか優しさと誠実さが感じられ、「この2人、もしかして?」といった予想も出てきました。
これらの要素は、今後のストーリー展開を大きく左右する“伏線”として機能しており、次回以降の展開にも目が離せません。
第6話へのヒントと視聴者の期待
次回予告から読み解く物語の行方
次回・第6話の予告では、“温泉宿で出会う思いがけない人物”という気になる一文が登場し、ファンの間では「誰が現れるのか?」と予想合戦が盛り上がっています。
これまでの流れから察するに、過去シリーズの登場人物や、成瀬医師の関係者、あるいは律子の亡き夫の秘密に関わるキャラの可能性も…。とにかく、視聴者の好奇心を絶妙に刺激する構成です。
また、千明と和平の関係にも新たな展開がある予感。
防犯ベル事件のあと、2人の距離がどう変化するのか? “ただの昔の友人”という関係に終止符が打たれるのか、まだまだ見逃せない状況が続きます。
そして、成長の兆しを見せたえりな、決断を下した万理子、それぞれがどのように次のステージへ進むのかも注目です。
第6話は、シリーズの中でも“分岐点”となる可能性が高く、心の動きと関係性の変化に注視したいところです。